日本の法律の第5話です。
今回は民法の中でも、より実践的な問題から、「民法のエッセンス」に迫っていきます。
テーマとなるのは、100万円の壺を誤って「10万円で売るよ!」と言ってしまい、買主が「10万円なら買います!」と返事をしてしまった場合、売主は「10万円では売れません!」と後から言えるのかどうかというケースです。
こんな時、売主の目線で考えるか買主の目線で考えるかによって、事案の見え方が大きく違…
Published on 4 months, 2 weeks ago
日本の法律の第4話です。
いよいよ私達にとって身近な法律、民法に入っていきます!はじめに考えるべき問いは、「殺人契約も有効か?」。みなさん、どう思いますか?
民法の大原則として「契約自由の原則」というものがあるので、その意味では、殺人契約というおそろしい契約も有効とされるのでしょうか?でもそうすると、「殺人」という許されえない行為について、裁判所が認めることにもなりかねません。
法律的にはどう考えてい…
Published on 4 months, 3 weeks ago
日本の法律の第3話です。
今回は憲法の応用編として、「外国人にも日本国憲法上の人権は認められるか?」という問題や、「憲法上の自由や人権の制約は認められるのか?」という問題を扱います。
憲法と聞くと縁遠い感じがする人も多いかもしれませんが、これらの問題は、現代でも外国人労働者の処遇に関するニュースや表現の自由に関するニュースなど、日々目にする社会問題に大きく関わっています。
ぜひ「自分ごと」として、現在…
Published on 5 months ago
日本の法律の第2話です。
今回は早速、日本の法体系の中でトップを占める「憲法」の話です。
憲法は学生時代に必ず習っていると思いますが、「何となくきれいごとが並んでいるのかな・・・」というイメージの方も多いと思います。
しかし、現代の日本が抱える様々な社会問題を念頭に置いて憲法の基本思想を学んでみると、学生時代には思いもよらないリアリティをもって理解をすることができます!
ぜひ、現実の世界と憲法の思想の接…
Published on 5 months, 1 week ago
ここ数回のシリーズでは哲学の概念的な説明が続いたので、箸休め的な位置づけで、今回は「日本の法律」に関する新シリーズです。
中学生から法律のエッセンスが学べるロングセラー『日本一やさしい法律の教科書』を参考文献として、憲法、刑法、民法、刑事訴訟法、民事訴訟法など、日本の主要な法律のエッセンスを解説していきます。
第一回は、法律解釈の奥深さと「リーガルマインドとは何か?」についてお話しています。
▼X(T…
Published on 5 months, 2 weeks ago
今回はフリートークの雑談回です。
お互いの弱みと苦手について話したら、たくさん出てきました(笑)
「人間、強みを活かして生きていくのがよいんだなぁ」ということが実感できるエピソードになっています!
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感想などを「#たのてつ」でツイートしてもらえると泣いて喜びます!
・しながわ
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Published on 5 months, 3 weeks ago
みんな大好き、デカルト先輩のお便り回です!
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Published on 5 months, 4 weeks ago
「労働の思想史」シリーズの12話目です。
本当は11話で完結の予定でしたが、まだ話したりなかったことがあるため、「おかわり回」として12話目を公開しました。
今まで11回「労働」の話をしてきたら、自然と資本主義への理解が深まりました。
そしてその理解をより突き進めていくと、「資本主義との適切な距離感」というキーワードに行き着きました。
労働者として、消費者として、そして資本家として、資本主義との適切な距…
Published on 6 months ago
「労働の思想史」シリーズの11話目です。
近代社会は労働に積極的な意味を与え、資本主義を発展させてきました。しかし、この思想の傾向に疑問を投げかけた哲学者たちがいます。今回、「労働はむしろ堕落である」というニーチェ、「人間は本来労働を嫌うもの」というフロイト、そして「自然を資材として扱うことで自己を喪失している」というハイデガーの警告を紹介します。
さらに、家事労働、感情労働、承認労働といった、現代…
Published on 6 months, 1 week ago
「労働の思想史」シリーズの10話目です。
今回シャルル・フーリエ、マックス・シェーラー、バートランド・ラッセルなど様々な思想家たちが登場しますが、中でも注目すべきは、ポール・ラファルグです。
ここまでのエピソードで見てきたように、近代以降の思想家たちは、基本的には労働に対してポジティブな価値観を付与してきました。
それに対して反旗を翻し、舌鋒鋭く批判をしたのがラファルグです。
彼は、労働を賛美するのは労…
Published on 6 months, 2 weeks ago
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