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【映画回】ノーラン『オデュッセイア』──盛り上げ続ける編集が奪うもの

【映画回】ノーラン『オデュッセイア』──盛り上げ続ける編集が奪うもの

Episode 35 Published 2 weeks ago
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今回は、クリストファー・ノーラン監督の映画『オデュッセイア』を取り上げます。

ホメロスの原作との比較から、オデュッセウスの帰郷や戦争への罪悪感が、映画でどう語り直されているのかを紹介。『インターステラー』『インセプション』『ダンケルク』にも通じる、家族への帰還、時間、夫婦の関係といったモチーフをたどります。

一方で、映画のショットやテンポを分析したジェームズ・カッティングの研究にも触れながら、場面を受け止める余白と、次々に刺激を与える編集について考えます。

後半は、サブスク時代の映画との付き合い方へ。いつでも見られるのに、ウォッチリストに入れたまま見なくなるのはなぜなのか。TSUTAYAで借りて返すループ、視聴者の注意を引き続ける仕組み、表現手段が増えても似た作品が生まれてしまうことなどを話します。

※映画『オデュッセイア』の具体的な場面や物語の展開に触れています。

【主なトピック】 00:00 オープニング――映画館から足が遠のいた理由 01:26 『オデュッセイア』の概要と原作 05:58 原作と映画の違い――帰郷、戦争、罪悪感 09:22 ノーラン作品に共通する「家族への帰還」 11:56 編集と音楽で盛り上げ続ける演出 13:33 映画のショットとテンポはどう変わってきたか 15:50 ミュージックビデオのような映画体験 18:15 大作映画の演出への違和感 20:57 短く、速く――視聴者の注意を引く仕組み 24:23 表現手段が増えても、多様性は広がらない? 25:28 サブスクとTSUTAYA――いつでも見られると、見なくなる 30:29 映画に求める余白と、光を「浴びる」感覚 31:30 「雑なドパ」と、腑に落ちたときの快感 34:13 作品が「経験」になるための時間 38:03 変わったのは作品か、自分か 39:36 「昔の方がよかった」で終わらない批判 41:38 エンディング――おすすめの作品を教えてください

【関連リンク】 映画『オデュッセイア』公式サイト ノーラン監督へのCNNインタビュー文字起こし(2026年7月16日/ページ後半) James E. Cutting「The evolution of pace in popular movies」(2016)

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