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【ライブレポート】マザリ、東名阪バンドセットツアー<呪奏巡業 -獄彩->「素敵な景色、素敵な思い出、恨み、憎しみ、すべてを込めて私たちと一緒に歩んでいきましょう」

【ライブレポート】マザリ、東名阪バンドセットツアー<呪奏巡業 -獄彩->「素敵な景色、素敵な思い出、恨み、憎しみ、すべてを込めて私たちと一緒に歩んでいきましょう」

Published 1 week ago
Description
https://barks.jp/news/1094033 死ヰメロアンチのメルヘンな歌い始めから、蛇喰ホムラの咆哮が奈落に突き落とす「極彩」でライブはスタートする。マザリ結成前からあったという同曲だが、満を持して本ツアーのタイトルとなり、初お披露目となった。 禍々しく地を這う蟲のように蠢き伸び縮みするリフが、けたたましく鳴り会場を揺らす。乱れ打たれる響(Dr / 摩天楼オペラ)のドラミングと重低音を轟かす明徳(B / lynch)のベース。ステージ両翼で葉月(G / NEMOPHILA, KOIAI)とRay(G / DEVILOOF)が硬質で重厚なサウンドの壁を作り上げていく。ツアーでライブを重ね、マザリと“ナカマタチ(バンド)”は阿吽の呼吸を見せながら、ステージ上の総勢10人が凶力で最恐のマザリサウンドを繰り出していく。 マザリが初となる東名阪バンドセットツアー<呪奏巡業 -獄彩->を敢行。8月4日大阪・BIGCAT、8月19日名古屋・DIAMOND HALL、そして8月24日、東京・Zepp DiverCity(TOKYO)でファイナルを迎えた。 巨大な目玉がステージとフロアを睨みつけている。ステージ後方を覆うツアーのキービジュアルのバックドロップだ。その前で、天国と地獄を自在に行き来するような「極彩」を色彩の暴力というべき獄彩色な轟音で浴びせ、さらに「生花死花」、「お慕い申し上げます。」とアッパーなナンバーを息つく暇なく叩き込んでいくマザリとナカマタチ。 米粉パンは目を奪う跳躍と伸びやかな歌声で、朽壊レムは飄々と歌っているかと思えば空を引き裂くように絶叫して、オーディエンスをねじ伏せていく。そして、壮麗な前奏から一気に惹き込まれる「遺書」は本ツアーに合わせてリアレンジされ、より深みを増した楽曲となった。ピンク色の照明に染められたステージに、落ちサビの心臓ウリンの歌声が響くと、フロアではためく無数のペンライトもピンク色に灯された。 「ツアーファイナル、東京。今日一日、てめえら最高の景色見せてくれよな。マザリです、よろしくお願いしまーす」 ドスを効かせたハンサム声で真鬼マナセが挑発する。メンバーそれぞれ自己紹介を済ませると、「音が集まる場所には目に見えない何かが集まる……今宵、目に見えない何かと楽しんでいってください」と、都市伝説と前置きしながらのマナセの意味深な言葉で始まったのは「私は幽霊?」。ギターの突飛なフレーズとマザリの発狂が飛び交うデスコアチューンは新境地ホラーだ。 髄狂アクの鋭い睨みとレムの不気味な笑みが楽曲の持つ世界観を増長させていく「禁呪」をおどろおどろしく、且つ神々しく届けたあとは、「ヲドレ!」とメロの無邪気な掛け声から「一緒に死ぬ序でに愛して欲しい」へ。「にゃんにゃんいくよ!」と再び彼女の掛け声でバンドのグルーヴが加速。その波に乗ってマザリの6人がフロアに襲いかかる。オーディエンスも待ってましたと言わんばかりにペンライトを掲げ、手を挙げ、声を上げて応えていく。そして、マザリは容赦なく「二十六時ノ愚行」を投下した。 「あなたを忘れることがいちばんの別れだとしたら、私は一生忘れない」と、ホムラの語りから「追白、貴方を恨みます。」へ。先ほどとは一変して、美しく儚げなひとときが流れる。そう思ったのも束の間、オリエンタルなギターフレーズが毒毒しく絡み合う「蟲毒怨唄」を続けた。ナカマタチによる緻密なアンサンブルもツアーでより強靭となり、マザリの6人を支えている。 「東京! お前ら、こんなでっけえステージだぞ!」 マナセがフロアに向かって怒号のような声で煽り散らかしていく。その矛先は次第にステージ後方へと向けられた。 「オイ! 響! いけるか!」「オイ、マナセ! そんなんでマザリの赤、務まんのか!」 マナセと響の煽り合いはツアーを通して加熱していった。そこから「人形-ヒトガタ-」へとなだれ込むスリリングな展開から、研ぎ澄まされたマザリの狂気はラストスパートでどんどん加速していく。「もっと来いや! もっと熱くなろうか!」とパンの言葉から「逢魔時に染まる私の自傷癖」へと突入する。アップテンポのナンバーで熱気は最高潮を迎え、ラストの「混ざり」で、優しくその熱が解放へと向かっていった。「辛くなったら、泣いていいんだぜ」と優しく歌い替えるマナセ。呪いの先の報いが垣間見えた瞬間だった。 アンコールで再び登場した6人は、メイクやヘアスタイルなどについて語り合う。そして、ホムラが紡いだ縁、現代着物ブランド・irocaとのコラボから生まれたオリジナル浴衣「月下蟲姫(ゲッカチュウキ)」を纏った、葉月、Ray、明徳、響が呼び込まれる。マザリメンバーが考案したムカデと月下美人をモチーフとした、怪しくも美しい柄のオリジナル浴衣、バンドメンバー用の限定カラーに目を奪われる。本ツアーでは、マザリのライブに参加したことで見舞われたバンドメンバーの“呪イ”話が語られたが、この日は響が言葉巧みにそのエピソードを語った。 「鳥居の元へおいでなさい」……アクの言葉から始まった「こっくりさん」は、発売中のマザリ初のアーティストブック『混 -マザリ本-』(リットーミュージック刊)にバンドスコアが掲載されている。アイドル本にも関わらず、スコアやバンドメンバーの機材紹介が載っているのもマザリならでは。そして同書でもバンドが「難曲」と語っている「丑の刻参り」を届けると、ステージを降りた。 鳴り止まぬアンコールに応えて再び登場したマザリとナカマタチの手にはドリンクが。「東名阪ツアー完走おめでとう!」とオーディエンスを交えての乾杯。 最後の最後に贈るは「メンタルリストカット」。明徳が手にする真っ黒のVシェイプベースからのスラップで沸き上がり、マザリの6人は手にしたCO2ガス銃を思いっきり噴射。体力を残すことなく暴れに暴れて終演を迎えた。パンがナカマタチを紹介すると、今度は葉月がマザリの6人を紹介。「東京―ッ! 愛してるよ」「絶対結婚しようなー!」とそれぞれの言葉で感謝の愛をフロアにぶちまけると、盛大な歓声が会場に響き渡った。 「あなたたちと見たこの景色を絶対忘れません。さらに、もっともっと素敵な景色、素敵な思い出、恨み、憎しみ、すべてを込めて私たちと一緒に歩んでいきましょう! 以上私たちマザリでした!」 パンが最後の言葉を高らかに放った。 終演後には「極彩」のMVと、次のツアー<マザリ深夜全国巡業 『二十六時ノ呪怪列島』>の不気味な告知映像が流れた。丑の刻(午前二時)開演の、マザリにしかできないライブで全国津々浦々を呪いに行く。 セットリスト1.呪詛2.極彩3.生花死花4.お慕い申し上げます。5.遺書6.私は幽霊?7.禁呪8.一緒に死ぬ序でに愛して欲しい9.二十六時の愚行10.追白、貴方を恨みます。11.蟲毒怨唄12.人形-ヒトガタ-13.逢魔時に染まる私の自傷癖14.混ざり アンコール11.こっくりさん2.丑の刻参り アンコール2メンタルリストカット <マザリ 深夜全国巡業『 二十六時ノ呪怪列島 』>《全公演怪談アリ》https://www.youtube.com/watch?v=NzQ7RuehOMA ▼第壱夜【神奈川】11/6(金)の深夜26:00会場 : Yokohama Bay Hall ▼第弐夜【大阪】11/14(土)の深夜26:00会場 : Music Club JANUS ▼第参夜【北海道】12/4(金)の深夜26:00会場 : MASH HALL ▼第肆夜【兵庫】12/12(土)の深夜26:00会場 […]
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