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第528回トレッドミルだけでは足りない?実際に山を歩いて分かった「山でしか鍛えられない身体」

Published 1 week ago
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毎週金曜日に配信している
姿勢治療家Ⓡ仲野孝明「姿勢が変わると、人生が変わる。」ラジオ

こんにちは。姿勢治療家(R)仲野孝明です。
この番組では、体の姿勢と生きる姿勢、より豊かに人生を生きるための姿勢力について話をさせていただいてます。

今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の運動

山に登るためのトレーニングとして、トレッドミルを使っている方も多いと思います。

僕自身、長い坂を走れる場所が身近にないため、トレッドミルに傾斜をつけて山の練習をしています。

今回も、傾斜をつけて走ったり、さらに傾斜を強くして歩いたりしながら準備をしていました。

もちろん、これはとても良いトレーニングになります。

ただ、実際に北アルプスを歩いて改めて感じました。

トレッドミルと、本当の山はやっぱり違います。

そしてその違いにこそ、年齢を重ねても一生動ける身体をつくるヒントがあるように思います。

今回は、人生初登山だった弟と北アルプスを歩いた経験から、「山で身体を鍛える」ということについて考えてみます。


トレッドミルでも「上る力」は鍛えられる

山へ行く前、僕はトレッドミルを使って坂道の練習をしていました。

たとえば、

  • 傾斜を7%程度つけて走る
  • さらに傾斜を強くして歩く
  • 心拍数を上げた状態で動き続ける

といった方法です。

平地しかない場所でも、機械を使えば「上り」を再現できます。

山が近くにない人にとって、これは非常にありがたい方法です。

心肺機能を鍛えるという意味でも、山登りの準備として十分使えます。

ところが実際の山へ行くと、

「同じ坂道でも、身体の使い方が違う」

ことに気づきます。


本当の山には「同じ一歩」がない

トレッドミルは、基本的には同じ場所を同じ条件で動き続けます。

足を置く場所も安定しています。

一方、山には同じ一歩がありません。

  • 石の高さが違う
  • 地面が斜めになっている
  • 柔らかい土がある
  • 岩がある
  • 石が動く
  • 片脚で身体を支える場面がある
  • 次の一歩の高さが毎回違う

常に身体が判断し続けています。

だから、単純な脚力だけではありません。

バランス、体幹、足首、股関節、視覚、判断力。

全身を総動員して進みます。

トレッドミルでは一定のリズムで鍛えられても、山では一歩ごとに身体を適応させなければなりません。

ここが大きな違いです。


トレッドミルは地面からの感覚も違う

僕自身、練習していて感じたのが「地面の違い」でした。

トレッドミルのベルトは、実際の道路や岩場に比べると柔らかい。

そのため、地面から受ける感覚も変わります。

実際の山では、硬い岩や地面に対して身体を支えながら、一歩ずつ進みます。

トレッドミルでは鍛えられるものと、山へ行かなければ身につきにくいものがある。

だから結局、

山に強くなりたければ、山に行く回数を増やす。

これはとてもシンプルですが、大切なことだと思います。


人生初登山の弟を北アルプスへ

今回、一緒に北アルプスへ行った弟は、これまで本格的な登山をしたことがありませんでした。

それでも「行ってみたい」と。

そこで、

「北アルプスを歩くなら、それなりの準備は必要だよ」

と伝えました。

弟はスポーツ選手の身体づくりに関わる仕事をしているため、自分でトレーニングメニューを組み始めました。

体幹トレーニングを入れたり、階段状になったマシンを1時間続けたり、ランニングで有酸素運動を行ったり。

自分なりに数か月準備をしてきました。

こういうところは、僕以上にストイックかもしれません。

一度ルーティンを決めると、かなりきっちり続けられるようです。


帰国したその日に登山用品を買う

ただし、トレーニングはしていたものの、登山用品の準備はかなり直前でした。

海外から帰国したその日に登山用品店へ行き、

「これから槍ヶ岳へ行きます」

と伝えて、必要なレインウェアなどを一気にそろえたそうです。

お店の方からすれば、

「今から槍ヶ岳ですか?」

という感じだったと思います(笑)。

その後、僕のところへ来てもらい、荷物の確認とパッキング。

そして東京から松本へ移動し、翌日から山へ入りました。

人生初登山としては、なかなかのスタートです。


山では「荷物の軽さ」が身体を守る

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