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第592回:Google AI ModeとChatGPT Searchの引用元の変動はどれくらい?

第592回:Google AI ModeとChatGPT Searchの引用元の変動はどれくらい?

Episode 592 Published 5 months ago
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第592回_AI検索での引用元の変化について_podcast_20260507_02_gptimage(大)

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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

引用元は安定しているように見えて、実際にはかなり入れ替わっています。Google AI Modeでは週ごとに半分程度、ChatGPT Searchでは4分の3程度が入れ替わるという数字を見ると、単発の露出に一喜一憂するのは危険です。

  • AI検索の引用元は、見た目よりもかなり速い周期で入れ替わっている
  • Google AI ModeとChatGPT Searchでは、引用元の数も安定性も大きく違う
  • ニュース性のあるコンテンツより、意思決定やサービス理解に関わるコンテンツの方が残りやすい
  • AI検索対策の指標は、単発の露出ではなく、一定期間での継続的な残り方で見るべき

AI検索における「引用元」AI Citation Drift

今回は、AI検索における「引用元」の話です。AI検索やAIモードで、自社の情報が引用されるかどうかは、Webマーケティング上かなり大きなテーマになっています。実際、AIOやGEOのような言葉で営業提案を受けている会社さんも増えていると思います。

ただ、ここで難しいのは「何を指標にして判断すればよいのか」です。

1回調べて自社が出ていたから良いのか。逆に、出ていなかったから駄目なのか。提案を受ける側としても、自社で調べる側としても、そこが分からないのは怖いですよね。

今回の出発点は、SISTRIXが出しているAI Citation Driftに関する調査です。AIの回答で引用されるドメインが、時間とともにどれくらい入れ替わるのか。数字を見ると、思った以上に動いています。

AI検索の引用元は固定されていない

Google AI Modeでは週ごとに56%が入れ替わる

AI Citation Driftという言葉があります。簡単に言えば、AIの回答で使われる引用元が、時間とともにずれていく、入れ替わっていくということです。

Google検索の順位も、もちろん昔から変動してきました。今でもSEO業界はちょっとした変動まで「ニュース」として記事になるくらいです…。

ただ、AI検索系の引用元は、それよりもかなり速いスピードで入れ替わっている。検索結果の順位が少し動くというより、引用されるドメインそのものが週単位で大きく変わるイメージです。

SISTRIXの調査では、Google AI Modeでは、1つの回答にだいたい14から16程度のドメインが引用される。そして、そのうち56%が週ごとに入れ替わる。つまり、1週間でおよそ半分が変わっているということです。

従来のSEO感覚で言えば、1週間で半分が入れ替わるのは大変動です。ツールの画面が真っ赤になるような状態でしょう。しかしAI Modeでは、それがある程度当たり前の挙動として起きている。国別に見ても、ドイツ、アメリカ、イギリス、イタリア、スペイン、フランスで大きく傾向が変わらないため、地域特有というより、プラットフォーム側の構造に近いものとして捉えた方がよさそうです。

ChatGPT Searchはさらに入れ替わりが大きい

ChatGPT Searchでは週ごとに74%

さらに入れ替わりが大きいのがChatGPT Searchです。SISTRIXの調査では、ChatGPT Searchでは週ごとに74%、つまり4分の3ほどのドメインが新しくなるとされています。

しかも、ChatGPTはGoogle AI Modeに比べて、回答に出てくる引用ドメイン数がかなり少ない。平均で3から4個程度ということなので、そのうち74%が入れ替わるということは、1週間後に同じ引用元として残っているものは、1つあるかどうかという感覚になります。

実際に使っていても、ChatGPTは引用として表に出すドメインが少ない印象があります。途中ではもっと多くの情報を見ているのかもしれませんが、回答上に参照元として出てくるのはかなり絞られている。そこにさらに大きな入れ替わりが乗るので、単発で「出た」「出なかった」を見ても、あまり強い判断材料にはなりません。

単発確認で喜ぶ危うさ

ここで注意したいのは、自分で少し調べて「うちが出ている」と喜んで終わってしまうことです。AIツールは、文脈、メモリ、パーソナライズの影響を受けます。自分の環境で見えた結果は、あくまで参考情報でしかありません。

もちろん、まったく意味がないわけではありません。ただ、AI検索の引用元はこれだけ動くので、1回の表示結果で判断すると、かなりぬか喜びになりがちです。見るべきなのは、一定期間の中でどれくらい残り続けているかです。

残りやすいコンテンツと流れやすいコンテンツ

残りやすいものと、流れやすいものがあります

では、どんなコンテンツでも同じように入れ替わるのかというと、そうではありません。残りやすいものと、流れやすいものがあります。

ニュースやメディア系の情報は、かなり残りづらい傾向があります。流動性が高い情報なので、AI側もその時点でより新しいもの、より良いものを取りに行く。ブログでトピックスを拾って記事を書くようなコンテンツは、その瞬間のインプレッションやクリックにはつながるかもしれませんが、AI検索で長く引用される資産として考えると、やや不向きです。

一方で、サービスに関わる情報、意思決定に関わる情報、商品ページや説明ページ、FAQ、技術的なドキュメントのようなものは、一度引用される側に入ると残りやすい傾向があります。ここは重要です。

AI検索時代のコンテンツ計画では、とにかくニュース性のある記事を出し続けるよりも、サービスの根幹に関わる情報をきちんと育てる方が、積み上げとしては強い可能性があります。作っても作っても走り続けないと成果が続かない形は、運用としてかなりつらい。長く残るコンテンツ形態を

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