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#185 彩の国100マイルの思い出 2023年、シンバが3度棄権を決めた日
Published 1 week, 5 days ago
Description
まいどシンバです。
今回の放送は、関西で仕事を終えた野良トレランナーが、埼玉へ向かう車中で、ひとり過去の地獄を掘り返す回です。
向かう先は、彩の国。
100マイルと100キロの猛者たちが、埼玉の里山をぐるぐる回される、あの大会です。
※クソ音声ですみません笑!
彩の国100は、最高標高だけを見たらまあ、大したことないんです。
ただ彩の国の真の怖さは、その里山を登って、下って、また登って、また下って…
大盛わんこそば延々おかわり強制コースなのです…!
今回は、そんな彩の国に初めて挑んだ2023年の一人語り回。
Northを予定より1時間早く通過して、あれ、いけんちゃう?と勘違いした男が、ちゃんとしばかれた話です。
胃が終わり、脚が終わり、頭も(もともと終わってるけどさらに)終わり、山中の切り株に座り込む。
矢吹丈のように真っ白に燃え尽きて、ヘッドライトを消したら、そこには暗闇と絶望だけ。
暴飲暴食にも耐えてきた自慢の胃は、何も語らず、ただ静かに佇む。
「もうやめよ」心に誓った瞬間です。
ただし、ここからが彩の国100マイル。
やめるために進む。
進むために胃を揉む。
胃を揉んだら、少し立てるようになる。
豆乳スープを飲んだら、少し走れるように。
飴ちゃんを舐めたら、脳みそが少し動く。
ホットコーラを飲み、温フラスクをオンストマックし、もう何の競技か分からん状態で、前へ進みました。
人は追い込まれると知恵が出るのか。それともただ変なことを始めるだけなのか。
その両方な1日でしたね。
そして何より、このレースで私を救ってくれたのは、根性だけではありませんでした。
竹寺手前でフラフラの私に声をかけてくれて、パック走をしてくれた野口さん(今年MF100、8位でしたね!)
わざわざ止まってくれて飴ちゃん「金のミルク」をくれた澤田さん(今年の彩の国では100kダントツ優勝でした)
エイドで根拠不明ながら「何も食べなくてもあと50キロ行けるよ」「大丈夫!」と励ましをくれた藤井さん。
「続けたら苦しいのは今だけだけど、やめたらずっと苦しいよ」と金言をくれた内山さん(この年はその後優勝!)。
2度目の竹寺で胃を再生してくださったボラの方々。
3回やめると決めて、3回撤回しました。
苦しいのは、続けているあいだだけ。でも、やめた苦しさは、そのあとも残る。
そんな言葉に背中を押されて、気づけばゴール。
32時間49分42秒。
目標には届いたけど、身体は、完全に終わりました。
ゴール後は低体温とハンガーノックで震えまくり、OS-1が一番うまい飲み物に感じる始末。
でも、この日の完走がなかったら、今の私はいなかったと思います。
強かったから、諦めが悪かったから、いや、
いろんな人に助けられて、何度も立たせてもらったから、辿り着いた100マイルでした。
彩の国は、日本一過酷な100マイルかもしれません。
でも同時に、日本一温かさが染みる100マイルかもしれません。
胃は壊れ、脚は壊れ、メンタルは三度折れ、それでも山の中には光がありました。
ヘッドライトの光に混じって、人の励ましとか、エイドの湯気とか、飴ちゃんの甘さとか。
トレランって難しいけど、ほんまにおもろいと身に染みた経験でした。
2023年、彩の国100マイル。
やめるために進んだ男が、なぜかゴールしてしまった話。
よかったら、ゆるっと聞いてください。
#彩の国100マイル
#彩の国100
#トレラン
#トレイルランニング
#金のミルク
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