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Ep.1071 NTTドコモ、ついにStarlinkと直接通信開始──「圏外ゼロ」時代への新たな一手(2026年4月9日配信)

Ep.1071 NTTドコモ、ついにStarlinkと直接通信開始──「圏外ゼロ」時代への新たな一手(2026年4月9日配信)

Season 1 Episode 1071 Published 3 months, 2 weeks ago
Description

NTTドコモは2026年4月2日、米SpaceX社の衛星通信サービス「Starlink」を活用した、スマートフォンと衛星の直接通信サービス「docomo Starlink Direct」を2026年4月27日から提供開始すると発表しました。日本の通信インフラにおける「圏外ゼロ」の実現に向けた、とても大きな一歩となりますね。


このサービスは、山間部や離島、海上など、これまで地上の基地局の電波が届かなかったエリアでも、空が開けていればお手元のスマートフォンから直接衛星と通信できる画期的なものです。対応機種であれば、特別なアンテナ機器を追加することなく、テキストメッセージの送受信やファイルのやり取りが可能になります。さらにAndroid端末では、生成AIのGeminiを利用した調べものにも対応しており、緊急時だけでなくアウトドアや海上のレジャーなど、普段の生活での利便性も大きく向上してくれることでしょう。ドコモのメインプランはもちろん、オンライン専用プランのahamoを含むすべての料金プランのご契約者様が対象で、当面の間は申し込み不要、追加料金なしの無料で提供されるというのも嬉しいポイントです。


この背景には、激化する通信各社の「宇宙圏競争」がございます。日本では先行してKDDIが2025年4月に「au Starlink Direct」を開始しており、すでに350万人規模の接続者数を誇るなど、大きな先行者利益を得ていました。先月、2026年3月にスペインで開催されたモバイル通信関連展示会「MWC 2026」において、SpaceX社は日本市場で新たに2社との提携を発表しており、今回のドコモの参入発表はまさにその伏線を回収する形となりました。また、奇しくも同じ2026年4月2日には、ソフトバンクも同様にStarlinkを活用した直接通信サービスの提供を発表しています。楽天モバイルも別の衛星通信事業者であるAST SpaceMobileとの提携を進めておりまして、これで日本の大手4キャリアすべてが、スマートフォンと衛星の直接通信サービスを展開する時代がやってきたというわけです。


世界的に見ても、SpaceXのStarlink事業は月間アクティブユーザー数が1000万人を突破し、これまでのルーラル地域向けのニッチなサービスから、本格的なメインストリームの通信インフラへと変貌を遂げつつあります。AmazonのProject Kuiperといった競合他社もひしめく中で、ドコモという日本最大の顧客基盤を持つキャリアが本格参入することで、今後は衛星通信を利用した新しいアプリケーションやサービスの開発が一気に加速していくことが期待されます。

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