Episode Details
Back to Episodes
芦田宏直著『シラバス論 ― 大学の時代と時間、あるいは〈知識〉の死と再生について』(晶文社刊)を解体する。
Published 7 months, 1 week ago
Description
この資料は、芦田宏直の著書『シラバス論』を中心に、その教育思想と学問的背景を詳細に解説したものです。著者はシラバスを単なる事務書類ではなく、知識を時間軸に沿って受肉させる「教育設計の核」と定義し、日本の大学における教育の空洞化を厳しく批判しています。
背景には現象学や現代思想の深い素養があり、主体性や人間力といった曖昧な言葉が、かえって教育内容を消失させ格差を固定化していると指摘します。
また、吉本隆明や柄谷行人、苅谷剛彦といった思想家と比較することで、芦田の主張が**「公共的な知識の編成」**を通じた社会的な公正の追求にあることを浮き彫りにしています。結論として、本書を単なる授業改善論ではなく、知のあり方と大学制度の根幹を問い直す思想書として位置づけています。元記事のリンクはこちら→