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Ep.1020 Googleマップが過去10年で最大の刷新──Gemini搭載「Ask Maps」と立体ナビゲーション(2026年3月19日配信)
Description
私たちが普段何気なく使っているGoogleマップが、AIの力で劇的な進化を遂げようとしています。2026年3月12日、Googleは自社の公式ブログで、Googleマップに対して過去10年間で最大規模となる大型アップデートを発表しました。今回の目玉となるのは、同社の強力なAI「Gemini」を完全に組み込んだ「Ask Maps」と「Immersive Navigation」という二つの新機能です。
まず「Ask Maps」ですが、これは地図アプリの中に非常に優秀なコンシェルジュが常駐するような機能です。これまでは「カフェ」や「駐車場」といった単語で検索するのが一般的でしたが、これからは「スマートフォンの充電ができそうなお店で、あまり並ばずにコーヒーが飲める場所はどこ?」といった、人間同士のような複雑な質問が可能になります。Geminiが世界中の3億件以上の場所のデータと、膨大なユーザーの口コミを瞬時に分析し、その時のあなたの状況に最も適した選択肢を提案してくれます。
もう一つの「Immersive Navigation」は、車の運転席から見るナビゲーション画面を根本から変えるものです。これまでの平面的でシンプルな道案内から、周囲の建物や立体交差、車線、そして信号機までがリアルな3D映像として表示されるようになります。ここでもGeminiの空間認識能力が活かされており、ストリートビューなどの現実の画像データをAIが解析することで、次に曲がるべき交差点の風景を直感的に把握できるようになります。
現在、地図アプリの分野ではApple Mapsなども3D表示を強化しており、激しい開発競争が続いています。その中でGoogleは、自社の強みである圧倒的なデータ量と最先端のAIを掛け合わせることで、単なる「道案内ツール」から、私たちの移動を先回りしてサポートしてくれる「賢いパートナー」へと地図を進化させようとしています。現時点ではこれらの機能はアメリカやインドから順次展開されており、日本での提供時期は未定ですが、私たちの日常的なドライブや街歩きの体験が、AIによって全く新しいものに変わる日はそう遠くなさそうです。