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第588回:その勝手ランキング・比較・○○選記事、大丈夫ですか?|Google評価とAI時代の新リスク

第588回:その勝手ランキング・比較・○○選記事、大丈夫ですか?|Google評価とAI時代の新リスク

Episode 588 Published 1 day, 6 hours ago
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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。今回は、勝手ランキングや比較記事、○○選記事のようなセルフプロモート型のページが、なぜ今あらためて見直しの対象になっているのかを、現場で見えてきた変化とあわせてお伝えします。

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このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

勝手ランキングや比較記事、○○選記事がすべて悪いわけではありません。避けたいのは、自社をよく見せる前提で作られたセルフプロモート型の記事です。いまは検索だけでなく、生成AIでの再参照、法的な見られ方、そして読者の信頼まで含めて、短期的な露出より長く残る傷の方が大きくなりやすくなっています。

  • ランキング形式そのものが問題なのではなく、独自性や一次情報のないセルフプロモート型の作り方が危うくなっています。
  • 一時的に見つかりやすくなったとしても、見抜かれた瞬間に信頼を失いやすく、その印象は後から消しにくいです。
  • これからは、どこかに載ることよりも、第三者に正当に選ばれる状態をつくることの方が、はるかに企業の資産になります。

いま増えている「勝手ランキング」の正体

もともと比較記事やランキング記事には、読者に選択肢を渡す役割がありました。それ自体は悪いことではありません。実際、丁寧に比較し、評価軸を明示し、経験をもとに書かれた記事は、読み手にとってとても役に立つものです。

ところが最近は、最初から自社を押し上げるために作られたページが増えています。おすすめ、比較、○○選といった形を取りながら、実際には読者の判断を助けるより、自社への導線づくりが主目的になっているものです。見た目は情報提供でも、中身は広告の延長になっている。そういうページが、ここしばらく目立つようになってきました。

営業提案として広がっている

現場で見ていても、この手の提案は増えています。特に、特定の地域や業種について「おすすめを教えて」と生成AIに聞かれたとき、先に一覧ページを作っておけば引用されやすい、という営業文句が目立つようになりました。自社を1位に入れる、自社を10選の中に入れる、掲載されていること自体を実績のように見せる。そうした見せ方を成果として売っている提案です。

ただ、そこで立ち止まって考えたいのは、そのページが本当に読者のために作られているのかという点です。読み手の判断材料を増やしているのではなく、最初から誘導先が決まっているなら、それは比較記事の形を借りた販促に近くなります。その違和感は、いままで以上に見抜かれやすくなっています。

検索での評価が変わり始めている

その前提で見ておきたいのが、2025年12月のコアアップデート以降の変化です。Googleの公式記録でも、2025年12月11日から29日までコアアップデートが行われたことが確認できます。Google Search Status Dashboard

その後、2026年2月4日に公開された Google may be cracking down on self-promotional ‘best of’ listicles では、自社を上位に置くベスト記事を多く抱えたサイトで、可視性が大きく下がった事例が紹介されていました。もちろん、これだけで世の中のすべてを断定はできません。ただ、少なくとも「こうした作り方は今後も安全資産になる」とは言いにくくなっています。

ランキング形式そのものが悪いわけではない

ここで誤解してほしくないのは、Googleが比較記事やランキング記事そのものを否定しているわけではない、ということです。Googleの Google Search’s reviews system でも、比較やランキング形式のレビュー自体は対象に含まれています。問題になるのは、実際に見たり使ったりした経験、独自の調査、一次情報、明確な評価軸がないまま、自社を持ち上げるために作られた薄いページです。

Googleは Creating Helpful, Reliable, People-First Content でも、検索順位を動かすためではなく、人の役に立つ内容を重視する姿勢を明確にしています。ですから、守るべきなのは「ランキングという形式」ではなく、「そのページが何のために作られているか」です。そこがぶれると、長く残るページにはなりません。

見抜かれた瞬間に信頼を失う

いちばん大きいのは、順位の変化よりも先に、読者の信頼を失うことです。

以前、WordPressテーマを探していて、なるほど1位はこれなのかと思って見ていたら、そのテーマを販売している会社のページだった、ということがありました。自分で自分を1位にしているのか、と気づいた瞬間、そのページだけでなく、その会社に対する見方まで変わってしまいます。

商売をしていると、法に触れないなら試してみてもよいのでは、と考えたくなる場面はあります。

です

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