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第499回 筋肉の硬いところを避けて動く「代償動作」を見抜く

Published 6 months, 4 weeks ago
Description

こんにちは。姿勢治療家(R)仲野孝明です。
この番組では、体の姿勢と生きる姿勢、より豊かに人生を生きるための姿勢力について話をさせていただいてます。

今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の「構造」の話です。
僕たちが診療の中で“瞬時に見ているポイント”を、あなた自身でも使える形にしてお話します。

結論から言うと、骨は「硬いところ」を避けて動きます。
つまり、動きが変な人はサボっているわけでも、年齢のせいでもなくて、体が「通れない道」を避けて別ルートで動いていることが多いんです。

この視点を持つだけで、セルフチェックの精度が一段上がります。


骨は、硬い場所を避けて“動ける軌道”を通る

例えば、腕をまっすぐ上げたとき。
本来は、横から見て**耳の横まで(180度)**上がります。

でも実際は、

  • 耳より前に逃げる

  • 耳から離れた位置で止まる

  • 途中で「詰まる感じ」がして止めてしまう

こういう人が多い。

このとき体の中では、肩と首の間などに硬さがあって、骨がそこを通れない=避ける軌道になっています。
本人は「上がったつもり」でも、横から見ると上がってない。ここが落とし穴です。


【セルフチェック】腕の可動域は“写真で一発”が確実

感覚(内観)で分かる人もいますが、しばらく体を見ていないと感覚はズレます。
だから最初はこれでOKです。

チェック方法

  1. 壁の前 or 鏡の前に立つ

  2. 腕をまっすぐ上に上げる

  3. 横から写真を撮る(ここ重要)

  4. 耳の横まで上がっているか確認する

「止まったところが限界」だと思っていた人ほど、写真を見て驚きます。
でも、気づけた瞬間から修正が始まります。


股関節も同じ。体育座りで“逃げ道”が見える

股関節も、硬い場所があると骨はそこを避けます。

分かりやすい例が、体育座り(膝を抱える姿勢)。
片側だけ膝が外に開く、真ん中に寄せづらい、内側がつぶれてくる。
こういう差は、股関節のどこかに「通れない場所」があるサインになっていることが多いです。

座る時間が長い人ほど、股関節の内側が使いづらくなりやすい。
だから、姿勢の崩れは“生活の歴史”が作ります。


体の使い方には「偏差値」がある(そして上げられる)

僕はよく、体の使い方を“偏差値”で例えます。

  • 偏差値45:たまにできるけど、再現性が低い。怪我や不調が増える

  • 偏差値60:多くのスポーツ・日常動作が安定してできる

  • さらに上:体のことが“理解できて面白くなる”領域

ここで大事なのが、**「できる」じゃなく「説明できる」**こと。
たとえば「座るとは何か?」を言語化してもらうと、ほとんどの人が途中でズレます。

でも逆に言うと、
言葉にできるようになると、動きが手に入る。
だから僕たちは診療で、検査→調整→再検査という“答え合わせ”を繰り返します。

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