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EP. 580『@春の味 、其ノ三 - 海苔は俳句の味がする』

Published 6 months, 2 weeks ago
Description

海苔、召し上がってますか? 実は「海苔」は江戸っ子が発明したものです。江戸時代、大森や品川の遠浅だった海で採れた海苔を、浅草で製品化したものです。この海苔、松尾芭蕉は好きで食べていました。48歳の時に訪れた大津(滋賀県)でのりを食べた芭蕉は、海苔に付いた砂まで食べてしまいこんな句を詠んでいます。「衰ひや 歯に喰ひ当てし 海苔の砂」。海苔の砂を噛んでしまったことで、自分の衰え、年老いたことを実感する句です。この句の2年後に芭蕉はなくなります。また芭蕉の弟子の其角も、「行く水や 何にとゞまる のりの味」と海苔の味を表現した句を残しています。光の粒のような白いご飯に黒い海苔を乗せると「俳味」(俳句の味わい)がします。

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