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Ep.953 Geminiが音楽プロデューサーに?Googleの次世代AI「Lyria 3」が描く新たなクリエイティブの世界(2026年2月26日配信)

Ep.953 Geminiが音楽プロデューサーに?Googleの次世代AI「Lyria 3」が描く新たなクリエイティブの世界(2026年2月26日配信)

Season 1 Episode 953 Published 5 months ago
Description

2026年2月18日、GoogleのAI研究部門であるGoogle DeepMindは、最新の音楽生成AIモデル「Lyria 3」を発表しました。翌19日からは、同社の対話型AIサービスである「Gemini」上でも順次利用できるようになっています。これまでオリジナルの音楽を作るには、楽器の演奏スキルや専門的な作曲ソフトの知識が必要でしたが、Lyria 3の登場により、私たちは日常のちょっとしたアイデアから、あっという間に本格的な音楽を生み出せるようになりました。


Lyria 3が特に優れているのは、テキストの指示だけでなく、写真や動画といった多様な情報からインスピレーションを得て音楽を作り出す「マルチモーダル」な能力です。例えば、「桜が舞う卒業式の切ない思い出」と文章で打ち込んだり、休日に公園で愛犬と遊んでいる動画を読み込ませたりするだけで、その場の雰囲気にぴったり合ったボーカルと歌詞を含む30秒間のオリジナル楽曲を数十秒で生成してくれます。さらに、楽曲の完成と同時にGoogleの画像生成AI「Nano Banana」が専用のジャケット画像も自動で作ってくれるため、そのままSNSなどで友人たちと共有して楽しむことができるのが魅力です。


現在、AIによる音楽生成の市場では「Suno」や「Udio」といった数分間の楽曲を作成できるサービスが先行して人気を集めています。しかし、Googleはそれらとは少し異なるアプローチをとっています。Lyria 3が生成する楽曲をあえて30秒という長さに設定しているのは、YouTubeショートなどの短尺動画での利用を強く意識しているからだと市場では見られています。日常の何気ないひとコマを切り取って、その瞬間のためだけのカスタムサウンドトラックを即座につけるという、新しい音楽の楽しみ方を提案しているわけですね。


一方で、AIが簡単に音楽を作れるようになると、著作権や既存アーティストの権利をどう守るかという課題も出てきます。Googleはこの点にも慎重に対応しており、Lyria 3で生成されたすべての楽曲には「SynthID」という人間の耳には聞こえない電子透かしが埋め込まれます。これにより、その曲がAIで作られたものかどうかを後から検証できるようになっています。また、実在する特定のアーティストの歌声をそのまま真似るような使い方はできない仕組みになっており、あくまで私たち一人ひとりのオリジナルな表現をサポートするツールとしての立ち位置を明確にしています。特別な知識がなくても誰もが音楽クリエイターになれるワクワクする時代が、また一歩私たちの身近にやってきましたね。

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