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Ep.933 「空飛ぶWi-Fi」の最終兵器──サウスウエスト航空、Starlink全面採用へ(2026年2月19日配信)

Ep.933 「空飛ぶWi-Fi」の最終兵器──サウスウエスト航空、Starlink全面採用へ(2026年2月19日配信)

Season 1 Episode 933 Published 5 months, 1 week ago
Description

「繋がらない機内Wi-Fi」の代名詞とも言われていた米サウスウエスト航空が、ついに汚名返上に動きました。2026年2月11日、同社はSpaceXの「Starlink」を導入し、保有するボーイング737型機のフリート全体を高速化すると発表しました。これにより、サウスウエスト航空はハワイアン航空、ユナイテッド航空、アラスカ航空に続き、Starlinkを採用する「全米で4番目のメジャーキャリア」となります。


今回のニュースの最大のポイントは、従来の「GEO(静止軌道衛星)」から「LEO(低軌道衛星)」への技術的転換です。これまで多くの航空会社が採用していたViasatなどのGEO衛星は、はるか36,000km彼方にあるため、信号の往復にどうしてもタイムラグが発生していました。これが「動画が止まる」「Zoomがカクつく」主な原因です。


対してStarlinkは、上空わずか550kmを飛ぶ衛星と通信します。物理的な距離が圧倒的に近いため、レイテンシは地上の光回線並みの20ミリ秒台まで短縮されます。サウスウエスト航空の発表によると、この新システムは今夏から順次稼働し、2026年末までには300機以上の機体で利用可能になる見込みです。


さらに、この高速回線は同社のマイレージ会員「Rapid Rewards」メンバーには無料で提供される予定です。かつてLCCといえば「安かろう悪かろう」が常識でしたが、JetBlueやデルタ航空が先行して「高速無料Wi-Fi」を標準化する中、サウスウエストも追随せざるを得なくなった形です。


航空業界における「接続品質」は、もはや単なる付加サービスではなく、座席の快適さと並ぶ最重要の競争軸になりつつあります。上空3万フィートでNetflixをサクサク観られる日常が、いよいよ当たり前になろうとしています。

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