Episode Details
Back to Episodes
『シラバス論』書評 — 大学における学問の意義
Published 1 year, 4 months ago
Description
この書評は、芦田の「シラバス論」を中心に据え、その内容と重要性を考察しています。著者は、「コマシラバス」が子どもの社会経済的格差を是正し、学習意欲の格差(インセンティブ・ディバイド)を乗り越える手助けとなると評価しています。また、**「家庭の文化性」の不足を補完する「カリキュラムの文化性」**の概念を強調し、大学が地域や社会の「負の側面」を批判・提言し、知的収蔵庫として機能することの重要性を論じています。最後に、大学における学問の意義、特に古典テキストの読解が、個人の意見形成だけでなく、長期間にわたる他者の知見と対話することの重要性を示し、大学とテキストが格差から人々を解放する役割を果たすことを結びとしています。