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Ep.820 xAI、3拠点目の巨大データセンター「MACROHARDRR」始動──メンフィスで加速する2ギガワット構想(2026年1月1日配信)

Ep.820 xAI、3拠点目の巨大データセンター「MACROHARDRR」始動──メンフィスで加速する2ギガワット構想(2026年1月1日配信)

Season 1 Episode 820 Published 7 months ago
Description

2025年も最後の日となりましたが、イーロン・マスク氏率いるxAIから驚くべきニュースが飛び込んできました。報道によると、xAIは米国ミシシッピ州サウスヘイブンにある81万平方フィート(約7.5万平方メートル)の巨大な物流倉庫を取得し、これを同社にとって3つ目となる大規模データセンターに転用する計画を明らかにしました。


この新拠点は、テネシー州メンフィスですでに稼働しているスーパーコンピュータ「Colossus(コロッサス)」の第2データセンターから州境を挟んですぐの場所に位置しています。マスク氏はこの新施設を、競合であるマイクロソフト(Micro-Soft)を揶揄する形で「MACROHARDRR(マクロハーダー)」と名付けました。単なるジョークのようですが、そこには「ハードウェア(物理インフラ)で他社を圧倒する」という強烈な意思が込められています。


xAIの動きは極めて迅速です。メンフィスの既存施設であるColossusは、わずか4ヶ月弱という異例のスピードで立ち上げられ、すでに世界最大規模のGPUクラスターとして稼働しています。今回取得したサウスヘイブンの施設も、2026年には本格的なデータセンターとして稼働を開始する予定です。これにより、xAIが保有する計算リソースの総電力容量は、将来的に約2ギガワットに達すると見込まれています。


特筆すべきは、彼らが電力インフラまで自前で整備しつつある点です。既存の電力網だけでは賄いきれないこの莫大なエネルギー需要を満たすため、xAIは近隣に天然ガス発電所の建設も進めています。OpenAIやMicrosoftが2028年頃を目標に計画している超巨大スパコン「Stargate」構想に対し、マスク氏は「今、現実にモノを作る」ことで数年のリードを奪おうとしているのです。


2026年に向けて、AI開発競争は単なるモデルの性能争いから、土地、電力、そして冷却設備をめぐる「物理的な陣取り合戦」の様相を呈してきました。このMACROHARDRRが稼働した時、AIの進化速度はさらに一段階ギアを上げることになるでしょう。

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