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Ep.795 FPT × SCSK「COBOL PARK」始動──“2025年の崖”に挑む日越連合(2025年12月25日配信)

Ep.795 FPT × SCSK「COBOL PARK」始動──“2025年の崖”に挑む日越連合(2025年12月25日配信)

Season 1 Episode 795 Published 7 months, 1 week ago
Description

日本のIT業界が長年抱えてきた「時限爆弾」に対し、ついに具体的な解除策が提示されました。12月11日、ベトナムのIT大手FPTソフトウェアと、日本のSCSKが合弁会社「COBOL PARK(コボルパーク)」の設立を発表しました。この新会社は名前の通り、銀行や保険会社の基幹システムで今なお動き続けている古いプログラミング言語「COBOL」の専門部隊です。


なぜ今、COBOLなのでしょうか? 背景にあるのは深刻な技術者不足です。日本のベテランCOBOLエンジニアが次々と定年退職を迎える中、若手エンジニアはAIやWeb開発に流れ、古いシステムを守る人がいなくなっています。これが、いわゆる「2025年の崖」の正体の一つです。


FPTとSCSKの戦略は非常にユニークです。彼らはベトナムの豊富な若手エンジニアにCOBOL教育を施し、圧倒的な規模の「保守部隊」を編成します。FPTはすでに日本市場で数百億円規模の売上を持ち、日本企業の文化にも精通しています。ここにSCSKの国内顧客基盤を掛け合わせることで、システムを「捨てられない」企業の延命措置と、その先のモダナイゼーション(最新技術への移行)を一手に引き受ける狙いです。


さらに、Web検索で周辺情報を探ると、FPTが並行して進めている「FPT AI Factory」との連携も見え隠れします。FPTはNVIDIAから数千基の最新GPU「H200」を調達し、強力なAI開発環境を整えています。単に人間がコードを直すだけでなく、このAIパワーを使って、数百万行に及ぶCOBOLコードを解析し、自動的に現代の言語へ書き換える──そんなハイブリッドな解決策が、この「COBOL PARK」から生まれてくる可能性が高いでしょう。


今回の提携は、単なる「下請け」の話ではありません。日本の社会インフラを支える古いシステムを、アジアの若い力と最新のAI技術でソフトランディングさせる、極めて現実的かつ重要なプロジェクトと言えます。

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