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Ep.783 Googleも参戦!AI共通規格「MCP」で加速する“エージェント”時代(2025年12月18日配信)
Description
2025年12月、AI業界にまた一つ、大きな地殻変動を予感させるニュースが届きました。Googleが、AIと外部ツールをつなぐための共通規格「MCP (Model Context Protocol)」を、自社のクラウドサービスで公式にサポートすると発表したのです。
これがいったい何を意味するのか、少し噛み砕いてお話ししましょう。これまで、AIに社内データを見せたり、特定のツールを使わせたりするには、AIモデルごとに専用の「コネクタ」を作る必要がありました。ChatGPT用、Claude用、Gemini用と、開発者は大変な手間をかけていたわけです。しかし、Anthropicが提唱した「MCP」という規格が登場したことで、状況は変わりつつあります。これは言わば、どのAIにも挿せる「USB端子」のようなものです。
今回の発表で画期的なのは、Googleが「Googleマップ」や「BigQuery」といった自社の強力なサービスを、このMCPに対応させたことです。開発者は面倒なサーバー構築をすることなく、Googleが用意した接続口(エンドポイント)を指定するだけで、例えば「Claude」や「ChatGPT」といった他社のAIからも、Googleマップの正確な位置情報を検索させたり、BigQueryで大規模なデータ分析を行わせたりすることが可能になります。
さらに注目すべきは、この動きが単独のものではないという点です。実はGoogleは、AnthropicやOpenAI、Microsoftといった競合他社と共に「Agentic AI Foundation」という団体に名を連ねています。普段は激しく競争している巨人たちが、AIを単なる「話し相手」から、実際に仕事ができる「エージェント(代理人)」へと進化させるために、インフラの共通化で手を組んだのです。
私たちビジネスパーソンにとっては、これによって「使えるAI」が爆発的に増える未来が近づきました。特定のAIベンダーに縛られることなく、最適なAIと最適なツールを自由に組み合わせて仕事をする。そんな柔軟な働き方が、すぐそこまで来ています。