Episode 578
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
今回は、ビジネスの決断に本当に役立つ情報にどうたどり着くかというテーマでお話しします。単に情報を「集める」のではなく、自分の判断や行動につながる形で情報を“探索する”ための考え方について整理していきます。
このページを読むと、次のようなポイントが分かります。
本文では順を追ってお話ししますが、先に要点だけまとめておきます。
情報は集めているつもりなのに、いざというときに「結局どれを選べばいいのか分からない」「行動に移せない」という感覚はないでしょうか。
私自身も、自分の情報の取り方を振り返る中で、「ここに1つ、分かりづらいけれど原因があるな」と感じるようになったポイントがあります。それが、「情報収集」と「情報探索」を混同してしまっているという点です。
「情報収集」という言葉から自然に行ってしまいがちなスタイルは、たとえば次のようなものです。
ただ、このやり方だと、たとえ「すぐ使えそうなノウハウ」が見つかったとしても、
といった問題が出てきます。
ではどうすれば、自分の判断や行動につながる形で情報を“探索”して見つけていけるのか。ここが今回のテーマです。
まず、言葉の定義をはっきりさせておきます。
| 概念 | イメージ |
|---|---|
| 情報収集 | 目の前にある情報の中から、使えそうなノウハウやテクニックを拾ってくるイメージ。 |
| 情報探索 | 先に「自分は何を知りたいのか」「どんな判断をしたいのか」を考えた上で、必要な情報を筋道立てて集め、判断や行動につなげていくプロセス。 |
同じニュースを読んだり、同じ本を開いたりしても、
「ただ眺める」のか、「自分の判断のために読み解く(自社ならどう応用できるかを考えながら読む)」のかで、得られるものはだいぶ変わります。
この前提を押さえたうえで、ここから「情報探索」を実践するための2つ(+1)のポイントを整理していきます。
今の世の中を見ていると、ニュースサイトにしても、SNSにしても、多くの情報がネガティブ寄りになっていると感じませんか。
分断や対立をあおるような話題や、感情的なぶつかり合いのようなやり取りの方が、どうしても注目を集めやすいからです。その結果、SNSやネットニュースの世界で
Published on 1 month ago
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