Episode 528
Webサイトの改善、アクセス解析のデータから始めていませんか。そのアプローチは時に遠回りになることがあります。今回は、データ分析に頼りすぎず、顧客との対話や社内の情報から本質的な課題を見つける方法を解説。中小企業の皆様が、Web活用で着実に成果を出すための実践的な考え方をお届けします。
1. データの見方の落とし穴
– データをいきなり見て問題を探そうとすると失敗することが多い。
– データだけで問題を解決しようとせず、現実の状況やお客さんの声を重視することが重要。
2. 8月のデータ分析の難しさ
– 今年の8月は特にお盆の影響がばらついており、データの解釈が難しい。
– お盆の前後でお客さんの動きが異なり、データだけではその理由を特定しにくい。
3. データと現実のギャップ
– デジタルデータだけでは現実の状況を完全に把握することは難しい。
– データに疑問を感じたら、ツールを閉じて現実の状況を確認することが大切。
4. お客さんとのコミュニケーション
– データの異常を感じたら、お客さんに直接聞くことが重要。
– お客さんとの連携を深めることで、データの背景にある現実の状況を理解しやすくなる。
5. データ分析のアプローチ
– データはあくまで仮説を立てるためのツールとして利用する。
– データに頼りすぎず、現実の状況やお客さんの声を元に分析を進めることが成功の鍵。
8月は夏季休暇などもあり、Webサイトのデータが大きく変動しやすい時期です。しかし、その変動の理由をアクセス解析ツールだけで探ろうとすると、思わぬ落とし穴にはまることがあります。今回は、データとの正しい向き合い方について、具体的な事例を交えながらお話しします。
多くの方がアクセス解析ツールを開き、まず問題を探そうとします。しかし、このアプローチは失敗につながりやすいことをご存知でしょうか。特にGA4などが身近になった今、この傾向は強まっているかもしれません。
私が担当している複数のお客様のデータを見ると、今年の8月は顧客の動きに大きなばらつきがありました。お盆休みも人それぞれで、例年のように一斉にアクセスが落ちるわけではありません。ある企業ではお盆前に、別の企業ではお盆後も影響が続くなど、その傾向は様々でした。
このような状況でデータだけを見ていても、「なんとなく全体のボリュームが減った
Published on 1 year, 3 months ago
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