Episode 552
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
このページでは、検索がAI主体になっていく中で、「AIに選ばれる会社」になるために、今なにを優先して整えておくべきかを、できるだけ具体的に整理しています。
話をまとめると、AIに選ばれるために中小企業が今押さえておくべきポイントは、次の2つだけです。
AIの話というと、
など、論点はいくらでもあります。ただ、ここでは一旦そういった全体論からは離れて、デジタルマーケティング/ウェブマーケティングの現場で何が変わるのかに絞ります。
結論として、まず押さえておきたいのは次の2つです。
まず外から見て分かりやすい変化は、自社サイトに来る人が全体として減っていくという流れです。
AI Overview(AIO)を含め、生成AIを組み込んだ検索が広がると、ユーザーは
ようになっていきます。この結果、
という行動は、今より確実に減るでしょう。
アクセス解析の数字でいうと、
といった指標は、少しずつ落ちていく可能性が高いです。その代わりに、
というデータの形が増えていくでしょう。
では、検索クエリのデータはどうでしょうか。GoogleがAI Overview(AIO)周りで、今のサーチコンソールのような検索クエリに関するデータをどこまで出してくれるかは、現時点では分かりません。
ただ、
という前提を考えると、今まで以上に細かいクエリ情報は取りづらくなるでしょう。
現状のサーチコンソールでも、条件を細かく絞り込んでいくと、
ことがあります。これは、絞り込みを進めると特定のユーザーの行動に近づいてしまうため、その部分のデータを表示しない仕様になっているからです。
AI検索の場合は、今よりさらにその傾向が強まるでしょう。
つまり、数字だけを追いかけるアクセス解析では、手がかりが今よりも減るという前提に立った方が現実的です。
こうした流れは、いわゆるゼロクリックサーチという言葉でも表現できます。
ゼロクリックサーチとは、
のことです。
Googleに限らず、ChatGPTやClaude、PerplexityのようなAIツールでも、
という使い方が主流になっています。
実際に、こちらで見ているクライアントさんのデータでも、
Published on 9 months, 3 weeks ago
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