2025年8月31日(日)25時~TBSラジオで生放送の「ナラティブ論2025〜君たちはこの夏をどう語るか?」の予告編。
予告編の出演:塚越健司、渡辺祐真(スケザネ)、矢野利裕、長谷川裕P
「2025年の夏は、あなたにとってどんな夏でしたか?社会のこと、個人のこと、ご自身の視点で書いてください」
メールアドレス life@tbs.co.jp
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おはようございますからこんばんはまで!塚越健司です。さて、次回の放送は8/31(日)深夜1時〜となります。今回のLifeのテーマは「ナラティブ論2025〜君たちはこの夏をどう語るか?」です。
とはいえ、「夏の思い出話」をするだけではありません。というのも、近年よく聞かれる言葉に「ナラティブ」があります。今回の出演者でもあるスケザネさんは、ナラティブを以下のように説明しています。
「人間はなにかを理解する際に、ある情報群から取捨選択して、それを因果関係で結びます。すなわち世界を物語(ナラティブ)化することが、人間の認知フォーマットです。歴史、陰謀論、マーケティング、投資、ノスタルジーなど、この10年くらいで様々な分野で耳にするようになったキーワードです。同時に、手垢がつきつつある概念であるために、自明のものとして受け入れていいのかという批判も上がりはじめました。」
スケザネさんが述べるように、私たちは日々を「人生の主人公として」、数々の出来事を物語=ナラティブ化することで生きています。様々な分野にも広がるナラティブですが、一方で社会的に共有されるナラティブは、以前に比べて少なくなってきました。だからこそ、ひとりひとりの持つ「ナラティブ」の力は、良くも悪くも強力になっているのです。
この夏も、社会には多くのニュースがありました。何と言っても、戦後80年という節目の夏でした。また、日本の政治環境が大きく変化した「選挙」や、7月には地震の予言に関する話題によって、実際に海外からの観光客が旅行を控える動きもみられました。さらに万博や甲子園をめぐる様々な議論もありました。文化面でも、『国宝』や『鬼滅の刃』また「夏フェス」なども話題になりました。これらについても、ひとりひとりの視点によって、様々なナラティブ=物語が存在しているように思われます。
今回はリスナーのみなさんに、社会のことも個人のことも、自由に語っていただければと思います。ニュースで見聞きした出来事にあなた自身の体験を重ねてもいいですし、家族や友人との出来事を語ってもかまいません。たとえば「夏フェスで感じた熱気」「猛暑で感じた暮らしの変化」なども立派なナラティブです。また、不安や葛藤を抱えた事も、大切なナラティブです。どんな小さなエピソードでも、今の社会や時代を映し出すひとつの「語り」になるはずです。
そこで今回もリスナーの皆さんからメールを募集します。テーマは「2025年の夏はどんな夏でしたか?社会のこと、個人のこと、あなたの視点で書いてください」です。みなさんの物語が、番組そのもののナラティブをつくっていきます。たくさんのメールを、お待ちしています(ただし、長すぎると放送上読みづらくなるので、その点はご理解いただければ...!!ぜひ600字以内を目安に)。メールアドレスは life@tbs.co.jp
ぜひ、お早めにメールをいただければ幸いです!!
放送は8/31(日)深夜1時〜です。
また、8/3日に開催されたオンラインイベント「この夏、「国語」と「文学」と出会いなおす」こちらのアーカイブ配信も9/2日まであります。
https://peatix.com/event/4490432
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Published on 2 days, 6 hours ago
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